F1中国GP

応援するマクラーレンが予選で復調の兆しを見せてきた中国GPですが、大雨で荒れたレースとなった決勝でも調子よく走り、コバライネン5位、ハミルトン6位でフィニッシュし、開幕戦から調子の良いブラウンGPとレッドブルに次ぐ結果となった。

それにしてもベッテルは速くて雨の日でも上手く走らせる良いドライバーだよなぁ。ハミルトンも雨のレースは上手に走るんだけど今日はミスが多かった。序盤はかなりパッシングしてきたけど１ピットストップ作戦だったためにタイヤの美味しいところが長く続かなかったんだろうな。そのために後半はペースを上げられず、イン側のゼブラに乗り上げてコーナー出口でトラクションかけたところでスピンという状況が何度かあった。これを防げていたらもう少し上の順位にいたのかもしれないけど、マシンの状況を考えるとまあまあの結果だろう。レース終盤ミスってコバライネンに抜かれるあたりは前年度チャンピオンならもう少し頑張ってもらいたいな。

フェラーリは開幕３戦でノーポイントという最悪の展開。もうF60を捨てて2010年向けマシンの開発に専念するなんて噂もチラホラ。（このやり方で2009年向けマシンを開発したのに撤退してしまったのがホンダ）

それよりもなによりも嬉しいニュースが飛び込んできた。

ルノーが、ネルソン・ピケJr.に代わるドライバーとして佐藤琢磨を候補にあげているとスペインの“AS”紙が報じた。ルノーは、経験豊富でセットアップに貢献できるドライバーを望んでいるといい、F1で91戦のレース経験がある佐藤琢磨が候補者リストに挙げられているという。

佐藤琢磨は、2008年シーズン序盤、スーパーアグリがF1を撤退したことでF1のシートを喪失。その後トロ・ロッソのテストに参加し、セバスチャン・ブルデーを上回るフォーマンスを見せるもシート争いに敗れ、リザーブドライバー契約も破綻していた。

たしかにピケJr.は昨年もあんまり良いレースをしてこなかったし、同じマシンを乗るアロンソがあれだけのパフォーマンスをみせつけている（まぁ腕の問題はあるが）ところを見るとこういう状況は仕方ないのかもしれないね。佐藤琢磨はIRLなどに参戦を考えているという話だけど、ヨーロッパラウンド中盤あたりでピケと交代なんてことになったら日本のファンは嬉しい限りだね。

それにしてもやっぱりF1は面白い。スタート後の１コーナーとか雨のレースとかパッシングシーンとかドキドキする。
それに比べるとSuperGTはいまいちのめり込めない。市販車ベースだし、若者離れしてるスポーツカーがたくさん出ている日本のレースだし、織戸さんや谷口さんなど好きなドライバーも出ているから好きなんだけど、どうもレースという感じがしないんだよな。

原因はやたらとぶつかりまくるのがいけないんだと思う。。。。テレビでは「数センチのバトルが！！！」なんて言ってるけどあれだけぶつけてちゃダメでしょ。でもまぁそれが面白いというのもあるけどね。

さ、来週はバーレーンGPでそれが終わるとヨーロッパに戻るわけで、その頃には各マシンも大幅なアップデートが施されてくるわけでますます面白くなってくる。楽しみだ。